USBメモリー認識しない!故障トラブル

USBメモリー

USBメモリーだけに限らず外付けHDD、PCであっても、いきなりモニター画面に「フォーマットされていません、今すぐフォーマットしますか?」といったエラー警告を示す文字が出てくることがあります。

また、ウィンドウズビスタ以降のOSの場合、「今すぐフォーマットしますか?」ではなく「フォーマットする必要があります」と表示されます。メッセージ表記は微妙に変わりますが、トラブルの内容は同じです。

「フォーマット」というのはHDD(ハードディスクドライブ)の場合、区域・区分をまとめたパーテーションを作ったHDDがデータファイルを保存・管理したり読み書き可能とする土台を作成することを言います。

逆の視点で見ると、「フォーマット」を行わなければ内蔵されているHDD・外付けのHDD・USBメモリに関係なくメディアを使えません。

USBメモリーとPBR

「ドライブ○」というディスクを開きたい場合、パーテーション区画についての情報が書かれているPBR(Partition Boot Record)が何かしらの問題発生により読み取れない場合、PCは「「フォーマット」がされていない」と認識します。

 

このPBR[パーテーション・ブート・レコーダー]は、パーテーション内にあるOSを読み込み実行させるための、512byteで構成されています。

PBRは各パーティションの先頭セクターに存在し、MBR(マスター・ブート・レコーダー)と同じようにプログラムとパーティションの情報から構成されています。PBRの構成はOSによるので、データ保存用として使われることがほとんどのSDカードやUSBメモリーにはPBRにブートストラップローダがないケースがあります。

それでも正常動作しますし、OSを起動させるわけではないUSBメモリーなどの保存用メディアであればPBRはなくても問題もありません。

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フォーマット警告に従うことは博打

従ってウィンドウズ・ビスタより後のオペレーションシステムなら「フォーマットする必要があります」というエラー表示がされますし、他のOSであればエラー文は「ドライブ○のディスクはフォーマットされていません。今すぐフォーマットしますか?」となります。

PCからしてみると、メディアを使えないようになっているのでユーザー側へ「記録メディアが使える状態にしますか?」と聞いてきているという訳です。

 

この時最も注意しなければならないのはメディアの中に保存済みのデータが無ければ問題ないですが、もし万が一、データのバックアップされていないものがある時に、「フォーマットして下さい」「フォーマットしますか?」などの警告エラーに従って「はい」を押してしまうと、データを取り戻せない危険性があるという事です。

なので、パソコン側が「フォーマットする必要があります」「フォーマットしますか?」と聞いてきた場合は「いいえ」を選ぶようにして下さい。

フォーマットを行うとパソコンが使用可能なメディアへ書き換えてくれるケースがありますが、かなり博打的な行為になるので要注意です。

 

COB(Chip On Board)のUSBメモリーは危険!?

COB

また、USBメモリの場合でも物理的・機械的に壊れて問題が起きている状態では、フォーマットそのものが出来なくなります。

そのためフォーマット作業に必要以上の時間を要したり、エラー警告が出たりPCがフリーズを起こしてしまったりして「フォーマットに失敗しました」或いは「フォーマットできません」という表示がされます。

 

一般的なUSBメモリーはコントロールチップとデータチップが存在します。
「フォーマット」が出来なくなったり、パソコンから認識できなくなったUSBメモリーの多くは、コントロールチップの故障が原因です。

但し、1cm未満のCOB(Chip On Board)の場合、コントロールチップとデータチップが一体になっているため、データ損傷や消失の可能性が高く、復旧率が飛躍的に低下します。

このCOB(Chip On Board)とは小型の基板上で樹脂でICチップを搭載し、回路とICチップの電極を接続する技術です。

COB(チップ・オン・ボード)のメリットは一般的なパッケージICのSMTと比較して、面積を小さくする事が可能です。そのためUSBメモリーなどの小型化とあわせて薄型化をする事が出来ます。

ですが、一方で静電気や通電時の過電流でデータ消失事故が多発しやすく、長期のデータ保存には不向きな傾向があります。

 

人為的な2次災害で悪化させるまえに

通電させてしまうことで障害をより悪くさせてしまう恐れがあるので、「フォーマット」について警告が出てきてしまったり、認識エラーとなる問題が起きた時は、自分で余計なことをしないで、データ復旧業者へ依頼するのが賢明でしょう。

記録メディア自体は、新しく買えば交換可能です。

ただ、無暗にフォーマットを試したり、通電を繰り返すとそれまで保存をしていた自分にとって大切なデータが取り戻せなくなる危険性があります。

仕事上で使用して保存していた弥生会計の決算データや請求書・見積もりなどのエクセルは、これまで何年も積み上げてきたとても重要なデータのはずです。
また、結婚した夫婦にとって2人の披露宴の思い出から家族が増えてからの思い出も宝物です。

家族で旅行したときの記録・お子さんが誕生してからの成長を見つめてきた記録は消失してしまうと再度取り戻すことは出来ません。
データ復旧専門業者に価格などを問い合わせて、データを安全に取り戻すことが大切です。

 

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