「Windowsが正しく読み込まれませんでした」の原因と4つの解決策とは?

Windowsが正しく読み込まれませんでした

パソコンを立ち上げる時に「Windowsが正しく読み込まれませんでした」という画面が出てウィンドウズが正常起動できなくなるトラブルがあります。似たようなエラーメッセージに「windowsが正しく開始できませんでした」や「コンピューターを開始できませんでした」などの表示後、先に進まなかったり、終わらないトラブルがあります。

このような「Windowsが開始できない」と表示されるエラーメッセージの原因と対策について徹底解説。

「Windowsが正しく読み込まれませんでした」と表示される5つの原因とは?

レジストリにエラーが発生した可能性

レジストリーエディタ
レジストリにエラーが発生したことが原因で、「Windowsが正しく読み込まれませんでした」と表示される可能性があります。このレジストリ (Registry) とは、英語で「登記」「記載」を意味する言葉です。おもにWindowsのOSでの設定情報のデータベースのことを指します。

レジストリには、パソコンに内蔵されたソフトの設定・OSの基本情報や拡張機能など、作業を行う上で重要なシステムデータが保存されています。

いわゆるWINDOWSの設計図です。このレジストリに間違いや異変があると、Windowsが起動できなくなったり、エラーメッセージが表示されたりします。ウィルス感染も多くの場合、このレジストリを変更し、パソコンをおかしくさせます。

 

Windows の強制終了が原因の可能性

パソコンで作業する途中で画面が急に固まってしまい、やむを得ずWindowsを強制終了する措置をとることがよくあります。さすがにコンセントからいきなり抜いてしまう初心者は少なったとはいえ、強制終了は危険が伴います。
WindowsPCのキーボードの場合、「Ctrl」、「Alt」、「Delete」キーを同時に押して再起動を試すことが先決です。尚、MacOSの場合には下記の3箇所キーを押します。
Macの再起動
※ MacPCのキーボードの場合

この強制終了後または再起動後に再度、Windowsを立ち上げると「Windowsが正しく読み込まれませんでした」の文字が表示されることもあります。

このような場合、ハードディスクの部分的な故障やセクター不良、併せてレジストリの損傷が考えられます。強制終了以外も落雷や停電などにより、電気的な原因により、ハードディスクやSSDが故障するケースは非常に多くあります。

 

Windowsのシステムファイルが破損した可能性

「Windowsが正しく読み込まれませんでした」と表示される場合、その原因としてWindowsのシステムファイルが破損した可能性が考えられます・・・。その場合、別の正常パソコンがもう一台あれば、Windowsに標準搭載されたシステムファイルチェッカーを使って調べることができます。システムチェッカーを用いる方法については、下段に別途、記載します。

 

BIOSの設定変更が原因である可能性

BIOSのセットアップユーティリティ
BIOSの設定変更が原因で「Windowsが正しく読み込まれませんでした」のエラーメッセージが表示されるケースもあります。このBIOS(バイオス)とは「Basic Input Output System」の頭文字をとった呼び方で、OSの起動に深く関わる重要なプログラムです。厳密にいえば、OSが起動する前に起動するOSのOSと呼べるのが、このBIOSです。

普段、意識して操作する箇所ではないため、メーカーサポートの指示などで操作してしまった場合には注意が必要です。というのもメーカーのサポートに電話で問い合わせると、ファンクションキーを幾つか押して試してくださいと言われますが、ほとんどのケースで、このBIOSでのドライブ認識を確認するか、詳細ブートオプションでの起動ができるかどうかを確認します。

いずれのケースでもファンクションキーを操作するので、気が付かないうちにBIOSの設定を変更してしまうケースがあるからです。

パソコンの電源を入れた時に最初に立ち上がるのがマザーボード上のチップにあるBIOSです。本来、BIOSは任意でカスタマイズ可能ですが、設定の変更が原因でWindowsが通常通りにスタートできなくなる場合もあります。

チップセット

起動の優先順位はメーカー出荷時ではFDDやCD-ROM(DVD-ROM)が優先されているケースがありますが、マザーボードやBIOSにエラーが発生すると、手動にて、起動順位をHDDやSSDにしておかないと、上手く立ち上がらず、BIOSの段階でエラーになるケースがあります。この場合、もちろんパソコンは正常に起動しません。ブートセクターやオペレーション・システムを検出できないためWindowsの起動にまで至りません。

古いマザーボードや経年劣化したチップを搭載していると稀に発生するトラブルです。通常は自動認識で、順番に検索をしてシステムを探しますが、故障し始めると自動認識が正常に動作しなくなるので、手動での設定確認が必要です。

ハードディスクのトラブルの可能性

HDDとSSD
「Windowsが正しく開始できませんでした」、「windowsが正しく読み込まれませんでした」や「コンピューターを開始できませんでした」と表示される場合、一番、重篤なケースが、ハードディスクドライブ(HDD)やソリッド・スーテート・ドライブ(SSD)にトラブルが発生した場合です。

ハードディスクは、データの書き込みと読み込みの機能・装置が一体化された記録メディアです。

最近ではハードディスクからソリッド・スーテート・ドライブ(SSD)に置き換えられていますが、購入から4年以上経過すると主記録ドライブであるメディアも故障しやすくなります。

SSD、HDDが故障した場合、個人や法人を問わず、対応できる措置はありません。データを復旧するか、データを諦めて、メディアを交換するかの二者択一になります。

 

 

対策を行う前の2つの確認事項とは?

システムチェッカーを用いる方法

システムチェッカー
「Windowsが正しく読み込まれませんでした」と表示された場合、対策はいくつかありますが、データのバックアップがきちんとある場合には、システムチェッカーが有効です。Windowsのシステムファイルが破損した可能性が考えられる場合は、システムファイルチェッカーで原因を追求することが可能な場合があるからです。

但し、システムファイルチェッカーによる方法は、パソコンの作業に慣れた人および管理者特権であることが必要です。また、データのバックアップが間違いなくある場合など限定されます。というのも、システムチェッカーによってデータが破壊または消失してしまうケースがあるからです。

尚、これを実行するには、タスクバーにある検索窓に「コマンドプロンプト」の文字を入力またはプログラムのアクセサリーに存在します。システムファイルチェッカーを操作するには、正常起動できるパソコンがもう一台必要になります。

正常起動できるウィンドウズPCの検索窓に「コマンドプロンプト」を使用します。検索して結果が表示されたら、「コマンドプロンプト」の文字を右クリック、または長く押します。

「管理者して実行」の文字を選択して、「DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth」と入力します。
ここで注意すべき点は、「/」の前には必ず半角スペースを入れることです。管理者特権でない場合、『管理者特権が必要です。』とエラーメッセージが表示されます。

最後に「sfc /scannow」と入力し、ここも必ず「/」の前に半額スペースを入れます。
システムファイルチェッカーの作業スタートから完了まで、数分から30分近くの時間を要することもあります。

また、開始から数日経過しても終わらない場合や1週間以上かかる場合、セクター不良(BAD SECTOR)や磁性体の劣化不良が疑われます。このような場合、データ復旧も困難な重度の障害が発生しているケースがほとんどです。

 

パソコンを放電する方法

パソコンのシステムやファイルにトラブルが生じたことが原因で、「Windowsが正しく読み込まれませんでした」と表示されるケースは多々ありますが、そうではないケースもあります。

パソコン本体に不要な電力の帯電が原因で、作業に悪影響を及ぼす可能性も考えられます。通常ほとんどありませんが、落雷や停電など平常時と異なる電気の流れが発生した場合の対処法です。

そのような場合は、パソコンの放電作業を行うことで改善される可能性もあります。放電とは読で字の如く、電気をひたすら放つことです。作業手順として、作業中のアプリやツールをすべて終了します。USBメモリやマウスなど外部機器をすべて取り外したのを確認したらパソコンの電源をオフにします。そのまま30分以上放置したら、マウスを接続して電源を入れます。

 

「Windowsが正しく読み込まれませんでした」4つの解決策とは?

パソコンの画面に黒い背景色で「Windowsが正しく開始できませんでした」と表示された場合、文章の下に5つの選択肢が表示されます。

詳細ブートオプション
  1. セーフモード
  2. セーフモードとネットワーク
  3. セーフモードとコマンドプロンプト
  4. 前回正常起動時の構成(正しく動作した最新の設定)
  5. Windowsを通常起動する

「Windowsを通常起動する」を選択する

その中から矢印キーでいちばん下の「Windowsを通常起動する」の文字に進み、これを選択します。その結果、通常通り立ち上がった場合は、単なる一時的なエラーが生じたものと考えられます。その後も通常通り起動されない場合は原因が複数、考えられるため対処法も難解または不可能な場合があります。

 

前回正常起動時の構成で起動する方法

Windowsが開始されない場合、5つの選択肢の中でしたから2番目の「前回正常起動時の構成」を選択する方法があります。これを実行することでパソコンにトラブルが生じる前、通常通りに起動した時のドライバの設定などを元の状態に復元することが可能です。windows自体が損傷していたり、ハードディスクの異常がなければ、ほとんどのケースでOSが復元されます。

ただし、その後に行った作業について、ドライバのインストール、その他設定の変更などは元の状態に戻るため消滅します。

 

BIOSの設定に着目

Windowsが通常起動しない場合、5つの選択肢を試したものの、いっこうに改善されないケースもあります。そのような時は、BIOSの設定について今一度見直すことをおすすめします。このBIOSの設定を変更したことが原因で、正常に起動しない場合は、BIOSの設定を変更前の状態に戻してみましょう。または、BIOSの設定を購入した時の状態に戻します

BIOSの設定を初期化することによって、正常通り起動する可能性も十分あります。
初期化するには、「BIOSセットアップユーティリティ」より初期化することが可能です。

Delete」キーまたは「F2」キーを電源投入時に連打することで、立ち上がります。

但し、BIOSの起動方法や初期化の設定は、パソコンのメーカーから配布された説明書、またはメーカーのウエブサイト上で手順をきちんと確認しましょう。BIOSの起動方法はマザーボードの種類やチップセットによって決まっています。

 

最終的な手段として再セットアップの作業を行う

あらゆる方法を試みても、「Windowsが正しく読み込まれませんでした」の画面が出る場合は、極めて重大なトラブル、つまり
Windowsシステムがインストールされているドライブの故障が生じた可能性が考えられます。

また原因の特定が難しいため、保存してあるデータが必要ない場合、最後の手段として、パソコンを購入した時の状態に戻す方法があります。いわゆる初期化リカバリーです。

但し、保存してあったデータは破壊または消失するため、気軽に試すものではありません

パソコンを完全に初期化の状態にすること、つまり再セットアップの作業となります。しつこいですが、再度、記載します。パソコンを完全初期化するので、これまでに保存した重要なデータはすべて消失します。パソコンにインストールしたアプリやツールなども、完全消去されるので、必要なものを新たにインストールする作業も必要です。

この他には、セーフモードで起動する方法もありますが、これを利用するには内蔵ディスクが正常であることが前提となります。

作業を行う上での2つの注意点

冷静に判断すること

「Windowsが正しく読み込まれませんでした」と表示された場合、選択肢はいくつかありますが、けっしてあせってはいけません。何度か再起動しても同じ画面が出る場合、とくに急ぎの仕事がある時はイライラがピークに達することもあります。

そんな時にあせりは禁物、間違った判断や慌てた操作をすると解決できるものも解決できなくなってしまいます。
特にいろんな方法を試してみとも改善されないからといって、すぐにパソコンを初期化するのは控えるべきです。
同様にデータのバックアップ状況も今一度、確認しておく必要があります。
データのバックアップは取ってあるから大丈夫と思っていたら、実はちゃんとデータがバックアップされていなかったというケースは非常に多くあります。

そのためパソコンの初期化はあくまでも最終的な手段であり、必ずしも最良の手段であるとは言えません。
もし行う場合には、自己判断で、2度とデータが復元できなくなることを覚悟して慎重におこなう必要があります。

 

 

静電気に注意

パソコンが通常通りに起動しない場合、周辺機器に静電気が発生した可能性も僅かですが、考えられます。パソコン本体からUSBメモリなどの外部機器を取り外す時は、静電気に十分注意しましょう。最悪の場合、静電気による悪影響で、USBメモリなどが破損する可能性も考えられます。周辺機器の取り外しと装着は、慎重に行いましょう。

 

まとめ

この記事では、パソコンの起動時に「Windowsが正しく読み込まれませんでした」と表示為れる原因と対策について解説しました。この画面が表示されても、再び電源を入れたら何事もなかったかのように、正常に起動するケースも多々あります。

しかし、さまざまな方法を試みても改善されない場合もあります。
データのバックアップなどをきちんと取ってある場合には、BIOSの設定変更やパソコンの初期化の作業がが可能です。

一方、データのバックアップがない場合や、修復作業が不安なら、メーカーのパソコンサポートサービスを利用する方法もあります。但し、初期化やリカバリーを安易に勧めるサポート担当者もいるので注意が必要です。

メーカーのサポート担当者の指示に従って、初期化リカバリーしてしまい、データ復旧ができなくなった事例も数多く報告されているからです。

その他、パソコンの修理専門の業者に依頼することも可能ですが、内蔵ディスクが正常のケースに限定されます。
また、通電作業は障害によっては、事態を悪化させてしまい、データ復旧が専門業者でも不可能になるケースがあります。

そのため、データを失ってもWindowsを起動できるようになれば良いのか?
データを失っては困る場合とでは、選択肢が違います。

データを失ってもWindowsを起動できれば良いのなら、パソコンの修理ショップで作業を依頼するのも良いでしょう。ですが、データのバックアップを取っていないケースや、2度と手に入らないデータがある場合には、データ復旧の専門業者に始めから依頼した方が安全です。

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