ハードディスク物理障害のデータ復旧料金相場を徹底チェック

パソコンとカート

パソコンのトラブルでもっとも多く、且つ厄介なのがハードディスクの故障です。通常、多くの場合が経年劣化による物理障害です。

この物理障害について、データ復旧業者に依頼する場合、いくら位かかるのか相場が気になりますよね。ひと口に故障と言っても、ハードディスクの物理障害の原因や程度により、データ復旧サービスの料金にはかなりの差が生じます。

そこで、ハードディスク物理障害のデータ復旧料金の相場について徹底解説します。

ハードディスクの物理障害のデータ復旧料金を決める要素とは?

料金が変わる理由

パソコンのハードディスクのデータ復旧料金は、どの業者でも一律というわけではありません。復旧にかかる料金は、おもに次の4つの要素によって適正な価格を打ち出しています。

 

(1)復旧作業が必要なハードディスクの台数と種類

復旧作業が必要とされるハードディスクの台数と、ハードディスクの種類によって。料金の1つの区分が決まります。ハードディスクはおもに2種類、パソコンに内蔵・設置されたタイプと、外付けタイプがあります。
またノートパソコン用とデスクトップパソコン用では内蔵ディスクの大きさが違います。

  1. ノートパソコン用が2.5inch
  2. デスクトップパソコン用が3.5inch

今後、2.5inchよりも小さなサイズのハードディスク規格が作られる可能性はありますが、大きさでは、おおおそこの2種類です。
さらに復旧作業が必要となるハードディスクの台数が多ければ多いほど、料金が高くなります。例えばバッファロー製のリンクステーションやテラステーション、アイオーデータ製のランディスクなどを使っている場合、内蔵ディスクが何台あるのか、利用者が把握していないケースがあります。

これはRAID(レイド)と呼ばれる機能によって、複数の内蔵ディスクを1つのディスクのように使用しているため、利用者自信が気が付かないことが良くあるため、特にRAIDやNASを使用している場合には、故障する前に内蔵されているハードディスク台数はきちんと把握しておくことが必要です。

費用の算出

(2)ハードディスクの最大記憶量

ハードディスクには多彩なタイプがありますが、ディスクの最大記憶量によってもデータ復旧料金に格差が生じます。従来は、ハードディスクの容量がGB(ギガバイト)単位が主流でしたが、今では最大記憶量が数TBなど、TB(テラバイト)単位のハードディスクが主流となっています。SSDにOSがあるノートパソコンが増えてきましたが、USB接続の外付けHDDでは、容量が優先されるケースが多いため、TB(テラバイト)単位のハードディスクがいまでも主流です。

最大記憶量が多ければ多いほど、保存可能容量が増えるため、ハードディスクの利用価値が高くなります。
ですが、普段ほとんど使わないのに記録容量が大きすぎるのも問題です。というのも、データ復旧料金の支払い区分にこの、最大記録容量が反映されるからです。
つまり、使用容量が少ないのに、記憶量だけが大きいと、データ復旧が必要になった際に、余計な出費になります。

(3)ハードディスクの障害区分

容量やメディアのサイズ、最大記録可能容量以上に料金に影響するのが、『障害区分』です。この障害区分の違いによりデータ復旧料金の価格差が数十万円と変わります。

一般的に、ハードディスクの障害区分は物理障害と論理障害ですが、この中でも障害のタイプは多数あります。会社によって4段階だったり、6段階だったり違いがありますが、主には故障原因が『物理障害』なのか『論理障害』なのか2つの大きな区分です。

(4)ハードディスクの障害の程度

一口にハードディスクの物理障害とは言っても、障害のレベルは低いものから高いものまであります。ハードディスクの障害の程度が低い場合は、作業の難易度が低くなります。

ですが、論理障害が軽度で、復旧が早いかといえば決してそうではありません。論理障害が直接的な原因であっても、既に物理障害の兆候がある場合には、復旧費用や期間が変わることがあります。

人間で例えるとすれば、糖尿病を患っている最中に、他の病気になってしまったイメージといえば分かるでしょうか。自覚症状が少ない糖尿病が進行し悪化しているのに、別な病気になり、医師が手術や処置をただちに開始できない状態です。

複数の要因や状況によって変わるため、修理やデータ復旧作業に数週間から数か月といった長い時間を要することもあります。
データ復旧は単純作業に見えて、実際はオーダーメイド治療です。

色々な検査が事前に必要であり、経過を観察していないといけない作業です。
そのため、実際に検査や復旧作業をしてみないと分からないケースも多く、データ復旧率も高いとはいえない現状です。

ハードディスクの物理障害3つのレベルと料金の相場との関係は?

PCクラッシュ

一般的に、物理障害のレベルは、下記の3段階に分類されます。2段階のように見せている会社も多くありますが、実際は3段階の会社がほとんどです。障害の程度が低いほど修理やデータ復旧の料金が安くなり、重度であるほど高くなることが一般的です。

軽度の物理障害

ハードディスクの軽度の物理障害とは、ファームウェアや基盤の軽い障害などです。
データの記憶領域に数カ所の不良セクターがあり、それが原因でデータの読み出しができない状態になった場合は、軽度の物理障害と判断されるケースがほとんどです。
セクターが損傷した部分のデータの復旧は難しいですが、損傷していない部分であれば、データ復旧は可能です。

この場合の損傷とは傷とは違います。傷はスクラッチと呼ばれ、復旧不可と診断されます。

途中で動作がフリーズして作業が先に進まなくなる場合、これも軽度のハードディスクの障害の可能性が高いです。
データ復旧正門の業者に依頼すれば、専用の器具や設備と専門的な技術によりトラブルを解決してくれます。

逆にいえば、設備や技術者を派遣することは難しく、データ復旧作業を出張サポートでおこなっていますという業者は、ほとんどが悪質です。このような業者の多くが、復旧費用で稼いでいるというよりも、出張料金で稼いでいるケースも多いので要注意です。
また、出張料金が安い場合や、復旧できなければ無料ですという会社であっても、割高になります。

よく考えれば、当然で、自分で病院にいけばかからない費用を、山で遭難しヘリコプターを安易に呼んで助けてもらうような行為です。
幾ら請求されるかは不明といったところでしょう。

中度の物理障害

モーターの故障など原因が比較的特定しやすい障害など、ハードディスクの中身を開ける必要がある場合、中度または重度の物理障害に相当します。

重度の物理障害

ハードディスクの開封

ハードディスクのヘッドの故障により、まったく反応しない場合や、電源を入れると変な音が聞こえる、異音が発生している場合は、重度の物理障害の可能性が極めて高くなります。電源を入れると「カチン、カチン、カチン」といった音が何度も繰り返される場合、「ピー」という電子音が鳴る場合は、注意が必要です。

極めて重度の物理障害である場合、ハードディスクの物理障害を自分で回復させるのは難しいので、専門の業者に依頼することをおすすめします。重度の物理障害だけに限りませんが、プロの専門的な技術と知識が必要で、修復作業には長い時間を要することもあります。

業者ごとに料金設定には違いがありますが、作業に手間がかかる分、10万円から20万円など料金が高くなることを認識しておきましょう。料金を少しでも安くしたいからと、業者のホームページに記載された費用だけを判断基準にして業者選びをするの危険です。

ハードディスクの物理障害のデータ復旧料金の相場が知りたい

ハードディスクの物理障害のデータ復旧サービスの料金の相場については、ここではバッファロー (BUFFALO) の料金体系について取り上げてみました。

バッファロー製品の内蔵・外付けハードディスクの料金相場は

物理障害のレベルが軽度の場合は6万円程度、中度の場合は12万円程度、重度の場合は別途見積もりといった感じです。

軽度の物理障害とは、OSがかかれたセクター不良発生などです。
中度は作業時間が短い、ファームウェア不良や基盤交換などが該当します。
クリーンルーム設備が必要な一般的な物理障害はすべて別途見積もりに該当します。
おおよそ、20万円から30万円程度はかかります。

バッファロー以外の他社の製品の料金相場は

軽度の物理障害の場合は7万円程度、中度の場合は13万円程度、重度の場合は別途見積もりといった感じなので大きな差はありません。1万円程度の価格差と考えて問題ありません。

論理障害のデータ復旧料金との比較

バッファローのハードディスクのデータ復旧サービスについて、論理障害の料金相場と比較してみました。軽度の論理障害の場合は3万円・または無料となっています。中度の場合は4.5万円です。

論理障害と物理障害の料金の相場を単純に比較する限りでは、物理障害の方があきらかに料金が割高です。ハードディスクの物理障害と論理障害のデータ復旧の料金を比較すると、物理障害と論理障害の2~3倍の費用がかかります。ハードディスクの故障の原因は物理障害が全体の約7割、論理障害が約3割と言われています。

なお、バッファローのデータ復旧サービスでは、軽度の論理障害のみ無償で対応してもらえます。ただし、データの移行や消去サービスが必要となる場合や処分証明が必要な場合は、別途費用がかかります。

ハードディスクの物理障害のデータ復旧料金相場を知る方法は?

ハードディスク物理障害のトラブルを解消するには1日も早く、専門の業者に依頼することです。しかし、どの業者でも良いというわけではありません。

ハードディスクの物理障害のトラブルを解消するには、良心的な料金体系でサービスの良い業者に依頼するのが最善策です。
そこで、本記事の要点である、料金の相場を把握する方法についてまとめてみました。

複数の業者と価格を比較する

電話の受付

ハードディスクだけに限りませんが、データ復旧料金について相場を知るには、複数の業者と価格を徹底的に比較することが前提です。

ですが、一番のポイントはインターネット検索で出てくる良い口コミや評判ではありません。
悪い口コミや評判の方が問題なのです。

良い口コミや評判は業者側が意図的に作れますが、悪い口コミや評判は意図的に作ることが難しいからです。また、複数の業者に依頼することは、そもそもしてはいけません。また、そのようなつもりで送ったり、持っていっては大変なことになります。この記事では、その大変なことは書きませんが、悪質な業者がいっぱいいます。

なので、この場合の複数の業者に確認するのは、電話での対応になります。メールではありません。やはり一番の違いが出るのが、顧客対応の最前線であるオペレーターです。

 

表示料金以外の料金を請求しないのが理想的

また単に複数の業者と比較して、ハードディスクの物理障害のデータ復旧料金の相場を把握するだけでは十分ではありません。
ほとんどの業者で初期診断料と見積書の作成は無料です。しかし、業者によっては、表示料金以外に別途利費用が発生する場合もあります。

急ぎで作業を依頼する場合や、業者が自宅に来る場合(出張サポート)は特急での対応に別料金が発生し、交通費を請求する場合もあります。料金プランが適正であり、明確な料金を打ち出しているかどうか、慌てずに入念にチェックする必要があります。

最近では携帯電話でメールをして確認しやすいので便利ですが、メールの返信だけで業者選びを決めることは要注意です。
何が大切なのかといえば、電話で確認することです。低価格業者や悪質業者は、この応対がスマートではありません。

「今すぐにお申込みいただかないと、障害が悪化する可能性があります」

「今すぐにお申込みいただければ、お安くなります」

ユーザーを不安させたり、慌てさせたりする業者には、そもそも相談も依頼もしてはいけません!
そもそも日本国内で信頼できるデータ復旧サービス会社は数社しかありません!!

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